~ダラット旅行必見の観光地~バオダイ邸ことバオダイパレス1をご紹介!

~ダラット旅行必見の観光地~バオダイ邸ことバオダイパレス1をご紹介!

皆さん、こんにちわ!

ダラット観光局所属兼青年海外協力隊の三好です。

今回は、ダラット旅行をする上で欠かせない観光地を紹介します。ダラットといえば、”ベトナムの軽井沢“と呼ばれています。”ベトナムの軽井沢”と形容されるように、高原地帯にある避暑地の別荘地として愛されている場所になります。ダラットの中でも一番有名な別荘地は、ラストエンペラーことバオダイ帝の別荘地”バオダイパレス”です。

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ダラット旅行おすすめのバオダイ帝別荘とは

ダラットのバオダイ帝の別荘は合計3つあります。各別荘にはバオダイパレスⅠ、Ⅱ、Ⅲと数字がつけられています。バオダイパレスⅠとⅢは、現在観光施設となっており、当時のバオダイ帝の生活の様子をみることができます。バオダイパレスⅡは、ラムドン省人民委員会のゲストハウスとして使用されているため、立ち入ることができないようになっています。

観光地のバオダイパレスⅠとは

ダラット キングパレス
キングパレス入り口

バオダイパレスⅠは、別名キングパレスと呼ばれています。ダラットに3つあるバオダイ帝の別荘の中で最大60haある敷地は花々に溢れ、周囲を美しい松林に囲まれています。同帝以後、ベトナム戦争最中の1956年には台頭したベトナム共和国のゴ・ディンジェム大統領が緊急用の避難所として利用しました。さらに1975年からはゲストハウスと変遷し、現在は観光施設として公開されています。

バオダイパレスは、フランス建築のヴィラや庭園が観光客を魅力しています。ダラットは、国内の新婚旅行先として人気なことから、結婚式の写真撮影に訪れる人も多いです。

ちなみに結婚式の記念撮影は、30万ドン(1,500円)の料金が発生します。ダラットらしく結婚式の写真撮影料金も提示してありました( ゚Д゚)

バオダイパレスⅠとバオダイ帝の歴史

ダラット キングパレス
香港亡命時のバオダイ帝(32歳)

グエン王朝最後の皇帝バオダイ帝は、1913年に生まれ、フランス留学中の間に13歳という若さで皇帝に即位しました。フランス留学を終え、19歳からグエン王朝の皇帝として内政を担いました。

実は、バオダイパレスⅠを建設したのは、バオダイ帝ではありません。フランスの役人であったブルジェリーという人物が、1940年にキングパレスの名前で建設しました。このキングパレスをバオダイ帝は気に入り、義父にお金を支援してもらい、自分の別荘にしたと言われています。

1945年(32歳)の頃に革命の中、皇帝を退位し、香港へ亡命します。その後香港から帰国し、1949年から1954年までの5年間はフランス傀儡政権の南ベトナムの国家元首として職務を全うしました。バオダイパレスⅠは、政府公邸として使用されていました。

2014年に民間会社に譲渡され、現在のように観光施設として運営されています。

名前:バオダイパレス1

住所:1 Trần Quang Diệu, Phường 10, Thành phố Đà Lạt, Lâm Đồng

営業時間:7:00-17:30

バオダイパレスⅠのアクセス

バオダイ帝のバオダイパレス1は、松林の丘の上にあり、ダラット市内中心からタクシーで15分ほど 離れた場所にあります。徒歩でいけるホテルは少なく、タクシーの利用が不可欠となります。

バオダイパレスⅠの入場料

入場料は、大人料金、子供料金があります。入場料とは別に記念撮影の料金が発生する場所がいくつかあります。記事の最後でご紹介。建物には、ゲームセンターやカフェ、お土産屋さんなども敷地内にあります。

【2021年5月時点の料金】

<通常料金>

〇5万ドン(250円)/大人料金            〇2万ドン(100円)/子供料金

※高さ:120cm以下は子供料金)

<特別料金>

〇15万ドン(750円)/大人料金          〇12万ドン(600円)/子供料金

※高さ:120cm以下は子供料金)

※ダーツなどのゲーム代金込み

バオダイパレスⅠの所要時間

所要時間は、約1時間半から2時間程度です。バオダイパレスⅠは、非常に敷地が広く、観光を楽しめる場所となっています。敷地内には、乗馬体験できる場所や写真撮影できる場所、きれいな庭園など楽しめる場所が多くあります。

バオダイパレスⅠの見所

バオダイパレスⅠの本館がバオダイパレスの一番の見所です。フランス中世のコロニアル建築の建物で、フランス統治時代の雰囲気を感じることができます。

ダラット キングパレス
本館正面写真
ダラット キングパレス
本館入り口です。入り口の両側に室内専用の靴下があります。
ダラット キングパレス
この靴下は、靴の上から履けるようになっており、館内を清潔に保てるように配慮がされています。
ダラット キングパレス
このように靴の上から履き、館内を出る際に戻すようになっています。
ダラット キングパレス
皇帝衣装のドラゴンローブ

1階正面玄関にはバオダイが皇帝時代に来ていたドラゴンローブが飾られています。このドラゴンローブは、グエン王朝の王様が重要な儀式やイベントの際に着る伝統ある衣装でした。フランス傀儡政権であった南ベトナムのダイナム王国の時には、最高級の高貴な衣装として利用されていました。

ダラット キングパレス
グエン王朝時代の歴代の王様の写真が飾られているお部屋
ダラット キングパレス
バオダイ帝が大統領として働いた2階の執務室
ダラット キングパレス
バオダイパレスの2階会議部屋

バオダイパレスⅠで最も重要な部屋は、会議部屋です。南ベトナムの大統領として重要な会議を開いていました。各々の部屋の入り口には案内人がおり、グループごとに中に案内してもらい記念撮影を手伝ってくれます。

各記念撮影ポイントと料金

ダラット キングパレス
グエン王朝時代の衣装と記念撮影

本館建物の出口には、グエン王朝の玉座のレリーフと記念撮影できる場所があります。王様の衣装やアオザイの衣装など多くの衣装があり、ベトナムの文化を体験し、記念撮影することができます。ベトナムのアオザイを着るチャンスはないので、貴重な機会に記念撮影はいかがでしょうか。

アオザイ写真料金: 5万ドン(約250円)

優雅な乗馬体験

ダラット キングパレス
乗馬体験の様子

乗馬体験できるように馬が数頭飼育されており、記念撮影料金を払い、一緒に撮影したり、乗馬体験することができます。乗馬体験では、本館を一周することがすることができ、特別な体験をすることができます。

〇馬との記念撮影: 1万ドン(50円)

〇本館一周の乗馬体験:15万ドン(750円)

ヘリポートでの記念撮影ポイント

ダラット キングパレス
本館の裏ヘリポートの撮影ポイント

バオダイパレスⅠは、ベトナム戦争時代は軍事拠点としても利用されていました。非常口トンネルの強化されたドアは、数百キログラムで、防弾ガラスと大砲、燃料貯蔵庫が装備されていたとのこと。

〇パイロットの衣装レンタル :4万ドン(200円)

〇ヘリコプターとの記念撮影:2万ドン(100円)

※エリア外からのヘリコプターとの記念撮影は、無料です!

最後に

今回は、キングパレスことバオダイパレス1を紹介してきました。キングパレスは、ラストエンペラーことバオダイ帝の別荘兼執務室でもあった場所です。バオダイ帝の豪華な暮らしと生活の様子をみることができます。