ベトナム登山の代表格!ダラットのランビアン山登山体験記

ベトナム登山の代表格!ダラットのランビアン山登山体験記
ダラット ランビアン山
ランビアン山頂上を登頂し達成感に満ち溢れた三好

こんにちは!ダラット観光局所属の三好です。今回は、ダラットにある観光地ランビアン山の紹介をしていきます。この写真は、ランビアン山を往復5時間かけて登頂したときの写真です。

ベトナムでのトレッキングや登山をしたいと思っている方、必見の記事です!ベトナムの登山、ダラットのランビアン山をどういった山なのか、登山の注意点を踏まえながら、説明します。

ダラットのランビアン山とは

ランビアン山とは、ダラット郊外にある標高2,167mの山です。ランビアン山麓には、少数民族のコホ族が昔から住んでいます。ダラット中心からタクシーで片道40分ほどの場所になります。ランビアン山は、2,167mまでの登山コースがある一方で、1,950mまで登山用ジープでいけるように舗装されたベトナム屈指の登山に適した山です。

管理会社は、ダラットツーリズムというダラットで一番大きい旅行会社が管理しています。JICAが協力して開拓した実績から、日本人の自分は親近感が沸く観光地でもあります。

ランビアン山の入り口と入場料

ダラット ランビアン山
ランビアン山入場口
ダラット ランビアン山
ランビアン山 入場ゲート
ダラット ランビアン山
ジープのチケット売り場

【2022年7月時点の料金】

<入場料>
〇5万ドン(250円)/大人料金            〇2.万5千ドン(130円)/子供料金                     (※高さ:120cm以下は子供料金)

<登山用ジープ乗車のチケット料金>

〇60万ドン(3,000円)/1台チャーター(6人乗り)
〇10万ドン(500円)/大人1名料金(7歳以上、1.2m以上の子供も含める)
〇無料/子供料金(7歳以下、1.2m以下の子供)

ダラット ランビアン山
ランビアン山 入場チケット

ランビアン山のアクセス

ランビアン山は、ダラット中心から片道約40分で行くことができます。ダラットのやや郊外にはありますが、ダラットの自然を感じることができる観光地です。ダラット中心地から遠方にあるので、ツアーに参加して、ランビアン山に行く人も多いです。

ランビアン山登山地図

ランビアン山を登る際には、3つの選択肢があります。A地点は、現在地であるランビアン入り口を表しています。

ダラット ランビアン山
ランビアン山の地図

 

①2,167mの頂上徒歩ルート 

往復距離は、10.6㎞。往復時間は、4時間~5時間となりますF地点は、2,167mの頂上であり、D地点まで整備されたジープの用の道路を登っていきます。道は舗装されており、綺麗なものの、勾配がすごく体力が削られるエリアです。登山は、ベトナムの登山に興味があり、ダラットで一番大きい山を踏破したいという方、登山が趣味でベトナムでも登りたいという方におススメです。

 

②1,950mの頂上徒歩ルート

本来はジープで行く距離となり、往復距離は、5.5㎞、往復時間は、2時間~3時間となります。1,950mの頂上はE地点にあります。ジープは往復チケットしかないため、徒歩で登り、下山しなければなりません。登山道は、全て舗装されているアスファルトの道を行きます。急勾配のため、体力がかなり削られます。

自分の足で登ってやる!軽いトレッキングがしたい!ジープ代を節約したい!という方におススメです。

 

③登山用ジープで1,950mの頂上ルート

往復の所要時間は1時間半となり、一番簡単なルートとなります。1,950mの頂上は、E地点にあり、ジープのコースを緑色のマークでつけられています。1,950mの頂上には、レストランや売店、そして、写真スポットがあります。ランビアン山を気軽に観光したい方特にトレッキングや登山にこだわらないという方におススメです!

ランビアン山登山における注意事項

ダラット ランビアン山
登山入り口の注意看板

2009年度からJICAは、国立公園の管理プロジェクトでランビアン山を含むビズップ・ヌイバ国立公園にかかわってきました。そのプロジェクトの一環して、地域の青年団と一緒にゴミ拾い活動や啓蒙看板設立に携わりました。その結果、ランビアン登山道の道は綺麗に整備され、みんながエコツーリズムを楽しみ守っている様子を見ることができました。

看板アイコンは、下記となります。

  • 木の印のルート案内は、矢印通りに進め!(ルート案内)
  • 左の登山のアイコンは、そのまま登山道を進め!
  • 真ん中のゴミのアイコンは、ポイ捨て禁止
  • 右の火のアイコンは、バーべーキューなど中止
ダラット ランビアン山
登山道にある注意看板

こちらの看板でも登山道をしっかりと歩くこと、たき火禁止、ゴミ捨て禁止の啓蒙看板になっています。

ダラット ランビアン山
登山道の道案内看板

頂上付近になると、舗装されていない登山道が続きます。道に迷いやすいのでこのように登山道の案内看板があり、登山客を誘導しています。

持ち物と服装

登山時の服装ですが、歩きやすい靴と服装をおすすめします。ダラットの気温は、平均気温20度となり、ランビアン山あたりは15度ぐらいとなります。しかし、登山をしていると、必ず暑くなってくるので脱ぎやすい上着をおすすめします。虫や蚊もいるので、虫よけスプレーも持って行ったほうが便利です。

登山時は、ジーパンで登りましたが、ジャージなどがあるといいです。汗がたくさんでるので、汗拭きタオルや飲み水の持参するといい登山ができます。頂上にはトイレがないので、麓でトイレに行くこともおすすめします。

 

おすすめの持ち物

〇上着の着替え              〇汗を拭くタオル

〇歩きやすい恰好             〇虫よけスプレー

〇リュックサック              〇水分補給できる水

ランビアン山登山

ダラット ランビアン山
JICAが整備した登山道

ランビアン山中腹までは、JICAが整備したジープ用の登山道を登っていきます。写真でもわかるように、道は舗装されており、かなり登りやすくなっています。道の両脇には、松の木があり、松ぼっくりなども落ちています。道を登っていると、ジープが通りすぎていきます。歩行者用の歩道はないので、ジープが近づいてきたら、さっと横に避けるといいでしょう。

ダラット ランビアン山
ランビアン山の説明看板

ちょうどジープの道との分かれ道に、JICAがつくった説明看板があります。だいぶ古くなっていますね。看板には、登山ルールや注意事項などが記載されています。

ダラット ランビアン山
登山道入り口の休憩所

舗装された道との分かれ道に、登山口の入り口と休憩所があります。

ダラット ランビアン山
登山道

こちらが登山道です。大自然を道を切り開かれた道になっています。この道が1キロぐらい続いています。ここは比較的に歩きやすく自然を楽しみながら、歩ける最高のポイントです。

ダラット ランビアン山
残り970mの看板

切り開かれた登山道を1キロほど歩くと、約970mとの表示がでます。あと970mか!と安心したのですが、これが実は油断を誘う罠だっとことはまだ知りませんでした。

ダラット ランビアン山
残り600m地点

残り600mほどになると、開けた道ではなくなり、生い茂る森の中を行く形なります。道はどんどん狭くなり、急な坂道が増えてきます。ここからかなりしんどくなってきます。

ダラット ランビアン山
残り260m地点

おお!残り260mか!と思っていたのも束の間……

ダラット ランビアン山
260m地点の急勾配の階段

角度70度ぐらいはありそうな階段が続き、高さ260m登ることに気付かされました!あと少し、これを残り超えると、頂上はすぐそこにあります!<ここが踏ん張りどころです!!!!>

ランビアン山頂上

ついに登りきることができました!非常に長い登山でした。こちらは、360度カメラで頂上の風景を撮った写真です。

見ての通り、頂上には、2,160mという看板しかありません。売店やレストランもなく、ただただ看板があるだけの場所となります。しかし、そこからの景色は、ダラット市内を一面でき、ここまでの疲労を忘れさせてくれるものでもあります。

ダラット ランビアン山
ランビアン山頂上の風景

ダラットの大自然の中、ランビアン山を登山したのは最高の体験でした。途中、蜂から逃げたり、迷子になったのもいい思い出です。

最後に

ランビアン山登山体験記は、いかがだったでしょうか。ベトナムの登山は、あまり聞かないかもしれません。ベトナムの少しずつアウトドアスポーツとして登山が好まれて行っています。これからもどんどん登山のルートが開拓され、ベトナムでも多くの山が登山できるかもしれません。

ランビアン山の登山は、観光地でもあり、登山できる場所でもあります。ダラットにきた際は、ぜひダラットの登山ランビアン山にお越しくださいませ!!

ジープで登るランビアン山もご参考に!