【初訪問】日越食文化協会との会議と視察の様子を紹介します!

【初訪問】日越食文化協会との会議と視察の様子を紹介します!

皆さん、こんにちは!

青年海外協力隊の三好です。

日本企業の進出がまだ少ないラムドン省に貴重なお客様の訪問がありました!

この記事では、所属先であるラムドン省観光促進局に訪問頂いた日越食文化協会と会議の様子を紹介します!

日越食文化協会とは

日本食文化協会
日越食文化協会のロゴ 公式Facebookより引用

一般社団法人日越食文化協会とは、日本とベトナムの食文化をテーマに、二国間の友好と平和の寄与を目的に設立された協会です。ベトナムで2014年より事業活動されている松尾さんが協会の代表を務めています。

ダラット 投資
観光促進局副局長(右から3番目)と松尾さん(右から2番目)との記念撮影

ベトナム北部に位置するハザン省での協会の活動を紹介します。

ベトナム人向け飲食店事業創業時に日本から食品を輸入しなくてもベトナムで調達できる日本食材を探していた松尾さん。調査した結果、ベトナム北部のハザン省にソバの実が採れることを発見したそうです。

そこから、ハザン省のソバの実を使ったそば祭りを開催するなど、日本のそば文化を広める活動やハザン省のそばを日本に輸出するプロジェクトも行っています。

日越食文化協会のホームページ:https://www.jvga.site/

Facebookページ:facebook.com/JapanVietnamGastronomyAssociation

日越を繋ぐ110VJ.shop計画

次に、日越食文化協会が進めるプロジェクトは、クラウドファンディングを通した、ベトナムと日本の食文化の発展や交流です。

110省(ベトナム63省+日本47都道府県)からの1省1品、食の特産品を輸出入することで、日本やベトナムの地方企業に製品投資のチャンスと販路拡大を与えるプロジェクトとなります。

クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。途上国支援や商品開発、自伝本の制作など幅広いプロジェクトが実施されています。

初めてのクラウドファンディングから引用

代表の松尾さんは、自らの足でベトナム63省を訪問し、新しい関係構築をモットーとしています。コロナ渦により、移動制限をされつつも、少しずつ省を渡り歩き交渉する姿に心を打たれました。

日本市場に売り込むチャンスは少ないため、ラムドン省にとっても110VJ.shopプロジェクトは価値あるプロジェクトと言えます。

日越食文化協会との会議の様子

ラムドン省側のメンバーを合わせ、約14人が出席した会議では、1時間半に渡り、ラムドン省投資について議論がされました。

ラムドン省側のメンバーを見てもプロジェクトの注目度がわかります!

——————–会議の出席者———-
日越食文化協会のメンバー
ラムドン省の文化スポーツ観光局
ラムドン省の農業農村開発局
ラムドン省の計画投資局
ラムドン省産業貿易局
ラムドン省ダラット観光協会
ラムドン省のプロシェフクラブ
ラムドン省貿易投資観光促進局の副代表とスタッフ
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ダラット 投資
会議で松尾さんがプロジェクトを解説する様子

会議では、松尾さんによる110VJ.shopプロジェクトの説明に続き、ラムドン省側からも地域や特産品の紹介がありました。英語通訳を踏まえながら、議論が交わされました。

松尾さんの110VJ.shopプロジェクトに対する熱い想いを聞くことができました。

プロジェクトの意義は、ベトナムと日本を繋ぎ、新しい投資の機会や新しい商品を知る機会をつくること

松尾さんが重点を置くポイントは、ベンチャー企業であることと日本側にも伝わる起業家の思いやストーリーがあることです。

110VJ.shopプロジェクトの先も想定し、企業や商品に興味をもった日本人がラムドン省に訪れてもらい、旅行やアグリツーリズムにも興味をもらってもらえるようにしたいと将来を語ってくれました。

その想いは、ラムドン省のスタッフにも届き、またとない機会だと好印象で受け止められました。会議の最後には、ラムドン省の企業であるHANAGROUPを日本食文化協会に紹介することになりました。

HANA GROUPとは

日越食文化協会 HANAGROUP
ハナグループ代表のホアン・アン(右から4番目)と松尾さんとの記念撮影

ハナグループは、持続的な農業と観光を目指し、一切の農薬を使わない有機製品を売りにしている会社です。

ラムドン省ダラットの特産である【野菜・花・お茶・アラビカコーヒー・観光農園】にフォーカス当て、ホームステイやアグリツーリズムにも取り組んでいます。

ダラット HANA
HANAグループロゴ

ハナグループ代表のホアン・アンさんには、有機農業にこだわる理由があります。

ホアン・アンさんは、病気のガンの為、父親を亡くした過去があり、食を研究するうちに、ガンに対して抵抗つけるには、有機農業が一番だと結論に至ったそうです。

ダラット HANA
HANA製品(ダラットで有名なアーティチョークお茶や無農薬で育てられたコーヒー)

最近のベトナムでは、有機農業が注目され始めています。健康を得ることができるのなら、無農薬のオーガニック製品を選ぶ人も増えています。

HANAグループの企業理念は、責任あるエコ農業のバリューチェーン構築と地域の文化、自然、環境を大切にすることを掲げています。

無農薬の健康的な製品は、世界的に重宝される製品だと確信します。今回のプロジェクトを通じて、HANAグループの製品を日本でも見られることを願っています。

ダラット HANA
HANA製品(オーガニックのカシューナッツやサチの種)

また、クラウドファンディングの事業が本格的に動き出したら、このブログを更新します!

これからの協力が楽しみです!お楽しみに!^^