ダラットでよく食べられているベトナムのフルーツを紹介します。
- 2021.07.27
- 美味しいもの

みなさん、こんにちは!
青年海外協力隊の三好です。
ベトナムといえば、おいしくて甘いフルーツ!
実は検疫制限があり、お土産にすることができないことをご存じですか。お土産にできないフルーツをベトナム現地で楽しみませんか!
この記事では、ダラット観光局に所属する三好がダラットの生活情報をお届けします。ダラット旅行にもご参考にください!
ダラットのフルーツ
様々なフルーツが有名なベトナム。季節ごとにとれるフルーツが全国に行き渡り、国民皆が四季折々のフルーツを楽しみにしています。ダラット市内でも特産のフルーツもあれば、他の地方から入ってくるフルーツもあります。日本では月に数回果物を食べるかどうかの三好でも、ダラットでは毎日フルーツを食べています。そんなダラットのフルーツを紹介します。
ベトナム国内で発音が異なるフルーツ
まず、ベトナム語から果物を見てみましょう。ベトナム国内にはいくつもの方言があり、特に北部地方(ハノイ市)と南部地方(ホーチミン市)のベトナム語が異なります。
ベトナム語の標準語はハノイを中心とする北部地方が元となります。しかし、北部と南部(中部も)では発音が異なるばかりか、微妙な声調や使う言葉に違いがあります。
果物: 北部 Hoa quả (ホアクア)/ 南部 Trái cây (チャイカイ)
シュガーアップル: 北部 Na(ナー)/ 南部 Mãng câu(マンカウ)
パイナップル : 北部Dứa(ズア)/ 南部 Thơm(トム)
ベトナムで生活や買い物する上で注意することは、北部と南部の言葉の違いです。北部のフルーツの名前を憶えても、南部ではその言葉は使わないという言葉もよくあります。
ダラット特産のフルーツ
ダラットの特徴は海抜1,500mの高原地帯の年間涼しい環境です。ダラットはいちご狩りで有名な場所でいちごの他にも柿やアボカドなどもダラットでは有名です( `ー´)ノ
ダラットのいちご

ダラットでは、多くのいちごが栽培されています。ベトナムではイチゴと言えばダラット!!というぐらい有名です。ダラットの涼しい気候がいちごの栽培に適しているそうです。日本のいちごや韓国のいちごも人気です。
ベトナム語(いちご) : Dâu tây(ザウタイ)
値段相場:約20万ドン(約1,000円)/1kg(季節や場所によってかわります)
ダラットの柿

ダラットの柿がベトナム国内で有名です。上の写真は干し柿の写真ですが、大きくて甘い柿も時期によっては食べることができます。
ダラット以外にもベトナムの北部でも柿は有名だそうです。日本の柿は丸くて、甘い柿が人気ですが、ベトナムでは青くて硬く、酸っぱい柿も人気です。
酸っぱい果物には、こしょうと唐辛子と一緒に食べる習慣があり、酸っぱいものでもおいしく頂けます。市場などでも果物を買うと唐辛子のこしょうをもらえることも多いです。
ベトナム語(柿) : Hồng(ホン)
値段相場:約20万ドン(約1,000円)/1kg (季節や場所によってかわります)
ダラットのアボカド

ダラットの大きなアボカドは非常に人気です。ダラットのアボカドは非常に大きく、ダラット市場でも目をひく存在です。日本では刺身やサラダにすることが多いアボカドですが、ベトナムのダラットでは果物として生でよく食べています。
アボカドはやや脂分が多く生で食べるのが苦手なので、三好はダラットでも日本流で食べています。刺身やご飯に巻くととてもおいしいです。
ベトナム語 (アボカド) : Bơ (ボー)
値段相場:約5万ドン(約250円)/1kg (季節や場所によってかわります)
ベトナム国内からのフルーツ
ダラットは、ベトナムの南部地域に位置しており、入ってくるフルーツもホーチミンや南部のメコン地方のフルーツが多いです。日本では珍しいドリアンやシューガアップルを紹介します。
ベトナムのドリアン

フルーツの王様と呼ばれるドリアン。名前は聞いたことあるものの、食べたことがないやくさいということだけは知っている人も多いのではないでしょうか。
ドリアンは、私の顔よりも大きいサイズでした。しかし、包丁で中をきってみると、ドリアンの身が6個ほど入っているだけでした。

実際に食べることができる量は、外見からみると少な目です。しかし、この身には多くの栄養がつまっていると言われています。
臭いはやや鼻をつんとするにおいがしますが、味は甘めです。においがきらいという人も多いフルーツですが、栄養価が高く体にとてもいいフルーツです。
一度挑戦してみてはいかがでしょうか
ベトナム語(ドリアン) : Sầu riêng(サウ ジエン)
値段相場:約7万ドン(約350円)/1kg (季節や場所によってかわります)
ベトナムのシュガーアップル

こちらのフルーツは英語名でシューガ―アップルです。ベトナム語の北部では、ナーと呼ばれ、南部ではマンカウと呼ばれています。日本語では、形が釈迦の頭に似ているからという理由で、釈迦頭と呼ばれています。
三好はこのシューガーアップルが一番好きです。自然の甘さがあります。日本では食べたことがないフルーツでとてもおいしいです!!
ベトナム語(シュガーアップル) : 北部 Na(ナー)/南部 Mãng câu(マンカウ)
値段相場:約4万ドン(約200円)/1kg (季節や場所によってかわります)
ベトナムのバナナ

ベトナムのバナナは日本でよく食べられているフィリピンのバナナよりもやや大きめのサイズです。バナナ特有の甘味がとてもおいしいです。他のフルーツに比べると値段は安めです。
ベトナム語(バナナ) : chuối (チュオーイ)
値段相場:約1万5千ドン(約75円)/1kg (季節や場所によってかわります)
お土産にできないフルーツ
ベトナムがフルーツがたくさんあるので、お土産にしたいという方もいると思います。2021年時点では、ベトナムから日本に検査なしで持ち込めるフルーツはありません。
植物防疫所によるフルーツ規制一覧によると、多くのベトナムのフルーツが要検査が必要か持ち込みができないようになっています。
しかし、お土産として日本に持ち込んだ場合は、空港の検疫所で申請が必要となり、種類によっては持ち込み禁止、検査が必要なフルーツがあります。
今回紹介したドリアンは、検査証明書及び、検査が必要です。
さて、どんな検査でしょうか?
【検査証明書及び入国時に検査が必要です】:輸出国政府機関により発行された検査証明書(Phytosanitary certificate)を添付し、空港・港の植物検疫カウンターで検査を受けて合格すれば持ち込むことができます。
植物防疫所サイト引用
持ち込み禁止のフルーツに指定されているのは、柿、バナナ、シューガ―アップルです。
また、ベトナムによくあるドライフルーツは加工食品ということで持ち込みが許可されています。
フルーツの衛生問題と売り場所
ダラットでフルーツが購入できるのは、ダラット市場や各くだもの屋、道の市場などで販売しています。ホテルの朝食バイキングなどでもフルーツをたべることができます。
ベトナムでは衛生問題は多くあります。フルーツは生で食べるのが普通ですが、しっかりと洗って食べないとお腹を壊すかもしれません。美味しいからと言って食べ過ぎるとお腹を壊す可能性もあるので気を付けないといけません。
下記のリンクではダラット市場のナイトマーケットのお土産を紹介しています。こちらもどうぞ!