いざ、ラストエンペラー住居へ!観光地バオダイ邸Ⅲを紹介!!

いざ、ラストエンペラー住居へ!観光地バオダイ邸Ⅲを紹介!!

皆さん、こんにちは!

青年海外協力隊の三好です。

今回は、ダラットで有名なラストエンペラーの別荘を紹介します。

ダラットに3つあると言われるバオダイパレス。そのうちの一つ、バオダイパレスⅢを解説します。この記事では、ラムドン省観光促進局の三好がバオダイパレスを解説します。

ダラット旅行おすすめのバオダイ帝別荘とは

ダラットのバオダイ帝の別荘は合計3つあります。各別荘にはバオダイパレスⅠ、Ⅱ、Ⅲと数字がつけられています。バオダイパレスⅠとⅢは、現在観光施設となっており、当時のバオダイ帝の生活の様子をみることができます。バオダイパレスⅡは、ラムドン省人民委員会のゲストハウスとして使用されているため、立ち入ることができないようになっています。

観光地のバオダイパレスⅢとは

ベトナム最後の王様バオダイ帝が住んだ別荘で、現在は人気な観光地となっております。バオダイパレスⅢは、1933年から1938年の5年かけて建設されたバオダイ帝の別荘地です。フランス人の建築家が建築したことから、立派なフランス建築の建物です。バオダイ邸Ⅲは、summer palaceともよばれ、暑さから逃れるために夏に利用する別荘として利用されました。バオダイ帝がダラットで政権を執った時には、バオダイ帝の住居として利用されており、バオダイ帝の家族のお部屋もあります。施設の説明分には、英語文もあります。

バオダイパレスⅢとバオダイ帝の歴史

ダラット キングパレス
香港亡命時のバオダイ帝(32歳)

グエン王朝最後の皇帝バオダイ帝は、1913年に生まれ、フランス留学中の間に13歳という若さで皇帝に即位しました。フランス留学を終え、19歳からグエン王朝の皇帝として内政を担いました。

1945年(32歳)の頃に革命の中、皇帝を退位し、香港へ亡命します。その後香港から帰国し、1949年から1954年までの5年間はフランス傀儡政権の南ベトナムの国家元首として職務を全うしました。残念ながら、再度追放され、フランスに亡命。フランスへ亡命後、バオダイ邸Ⅲは、政府の管理下におかれ、長年ラムドン省が管理していましたが、2000 年から民間企業 Xuan Huong Travel Service Company に移されました。

バオダイパレスⅢのアクセス

バオダイパレスⅢは、市内中心地に近い場所にあります。政府関係施設が多い場所の最高の立地に建設されたバオダイⅢ。市内中心からタクシーで約5分ほどに行ける場所で、近くの観光地としてクレイジーハウスがあります。

バオダイパレスⅢの入場料

ダラット バオダイ邸
入場チケット

【2022年10月時点の料金】

<通常料金>
〇4万ドン(250円)/大人料金            〇2万ドン(100円)/子供料金

※高さ:120cm以下は子供料金

バオダイパレスⅢの所要時間

所要時間は、約1時間程度です。バオダイパレスⅢは、ベトナムの歴史と共にバオダイ帝の暮らしなどを見学できます。80年前の時代にタイムスリップしてみてください!

バオダイパレスⅢの見所

ダラット バオダイ邸
バオダイⅢの建物

バオダイパレスⅢは、フランス中世のコロニアル建築の建物で、フランス統治時代の雰囲気を感じることができます。

~入館前に必要なこと~

館内を清潔に保てるように靴の上から、靴カバーをするよう指示があります。靴カバーをこのようにつけ、館内を見学します。

ダラット キングパレス
玄関口にある靴カバー
ダラット キングパレス
靴カバーを付けた様子

バオダイパレスⅢ1階フロア

一階フロアは、主に仕事メインで使用されていました。会議室や宴会室、ゲスト部屋など政府関係者が利用していました。入り口から入るとすぐに応接室と執務室があります。応接室は、80年経ったいまもきれいなままで保存されています。

ダラット バオダイ邸
ロビーの娯楽室

 

ダラット バオダイ邸
ダイニングルーム
ダラット バオダイ邸
用意された王座(写真撮影用)
ダラット バオダイ邸
資料室

バオダイ邸Ⅲの二階フロア

2階エリアは、主に家族の部屋として利用されていました。バオダイ王やナムフォン女王、王女や王子たちのお部屋を見学できます。リビングルームは、夕食後の団欒として利用されていました。

ダラット バオダイ邸
ファミリーリビングルーム

 

ダラット バオダイ邸
王女フンリエンと王子バオタンのお部屋

 

ダラット バオダイ邸
ベビーシッタールーム

皇位継承権を得たため、バオロン王子のお部屋は、1939年黄色に塗り替えられました。

ダラット バオダイ邸
バオロン王子のお部屋
ダラット バオダイ邸
王女ナムフォンのお部屋
ダラット バオダイ邸
バオダイ帝のお部屋

 

バオダイⅠとバオダイⅢの比較

 

バオダイ邸1

バオダイ邸の別荘兼政権の執務室として利用されていました。バオダイ邸Ⅲよりも広く、執務室や会議室が多い場所です。立地は、市内中心から東側に約4kmの場所にあります。

 

バオダイ邸Ⅲ

バオダイ邸の別荘兼住居として利用されていたことから、皇帝、王女、王子などバオダイ帝の家族のお部屋がある場所です。立地は、市内中心から南に約2kmの場所にあります。

バオダイⅠの記事はこちらからどうぞ!

ダラット キングパレス